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修行時代の同僚インタビュー

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滑川君とは、10代の終り頃から始まった印章彫刻の勉強仲間としてもうずいぶん長い付き合いになりますが、当時は、はんこやの後継者になるために各々各地から集まった、まだ高校を卒業したばかりのあどけない年頃。月にたった一回の講習会なので、みんなが打ち解けるには少々時間がかかりましたが、講習会の帰りに喫茶店にいったり、お酒を飲みにいったりしながら、宿題の話や仕事の話を重ねていくうちに、5年の課程を修了する頃には、すっかり幼なじみのようになりましたね。
当時の滑川君は「まじめでおとなしい」というイメージが強かったのですが十数年後に滑川君の結婚式で久しぶりに会った時はそのキビキビと振る舞う姿にかなり驚きましたね。故郷の茨城県に戻ってからは、青年会議所など、地元の活動に参加されていた経験からきたのでしょうか、ずいぶん積極的な人になったなぁと感じました。

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滑川君と私は、あの頃から20数年ぶりとなる今、再び机を並べています。同組合の篆刻教室に昨年から通い始めたからです。滑川君の取り組むまじめな姿勢は、当時から何ら変わっていません。忙しい中、毎月きちんと作品を仕上げて来ます。自分も頑張らなきゃって思わせてくれます。最近よく話すのは「20歳前後の若い時と違う、年齢を重ねてから、改めて習い事をすることの喜び、楽しさ、ありがたさ」そんな話しですね。
現在私は、篆刻教室に通う傍ら、当時私達が生徒側だった技術講習会に講師として参加し、後進の指導にもあたらせてもらっています。かつて自分が育ててもらった環境で、教えてもらった技術や姿勢、そしてその奥深さ、おもしろさ、厳しさを、次の世代に伝えたいという気持ちで臨んでいます。スタンプナメカワの社員である白倉さんが現在この講習会に通って来てくれていますが、彼女は大変まじめに、とても前向きに取り組んでいるので、見る見ると上達しています。きっと腕のいい良い職人さんになってくれるでしょう。白倉さんには、一時的なものではなく、ずっとこの印章の世界で頑張ってほしいと、同じ女性として、仲間として思っています。

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